私たちのはちみつ
私たちの天然・非加熱・純粋国産はちみつについて
まず自分たちが美味しいはちみつが食べたくて、かなりの手間ひまをかけて天然・非加熱・純粋にこだわってはちみつを作っています。
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1. まず、ミツバチたちが
活躍できる環境が基本です。東西を問わず、ミツバチにとって最も危険なリスクは農薬です。ネオニコチノイド系農薬が近くで使用されるとミツバチ群は確実に全滅します。また、「ミツバチに害はない」とされている農薬であっても、ミツバチたちはそれを巣に持ち帰り、少しずつ蜜蝋に蓄積していきます。
「BeeCampはちみつ」は、自然栽培を行う和泉農園さんのように、限りなくオーガニックに近い環境で、ミツバチたちが元気に飛び回れる場所にあります。
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2. ハチたちの健康管理。
これも非常に大切です。現在、世界中のセイヨウミツバチにとって、もう一つの大問題はヘギイタダニです。これがミツバチにさまざまな病気をもたらします。
このダニへの対策は必須で、何もしないと、元気だった群もあっという間に衰退してしまいます。私たちは、主に春の貯蜜開始前と、夏の採蜜終了後から冬にかけて対策を行います。
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3. 餌やりは欠かせませんが、
ミツバチだけに与えます。春に花が咲き始める前や、真夏・晩秋など花が少ない時期に、砂糖水や花粉団子を与えます。しかし、私たちが食べるはちみつを貯めてもらう時期には、すべての餌を取り除き、はちみつに砂糖などが混ざらないようにします。これは、純粋なはちみつを求めるこだわりです。
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4. 熟成されたはちみつだけを
いただきます。私たちは専用のはちみつを貯める箱(ハニースーパー)を使用し、蜜蓋がされ、水分量が18%程度の熟成されたはちみつだけを採蜜します。この方法では年に数回しか採れませんが、美味しいはちみつをいただくことができます。
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5. 混じり気のない採蜜をするため、
隔王板を使用しています。私たちは、ハニースーパー(はちみつを貯めさせる箱)の下に隔王板(Queen Excluder)と呼ばれる板を置き、女王蜂がハニースーパーに上がってきて卵を産めないようにしています。こうする事により、採蜜時に間違ってミツバチの幼虫などがはちみつに混ざりません。こうして、私たちが食べたい純粋なはちみつを採ることができます。
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6. 採蜜は年に2回だけ。
私たちは、ミツバチたちが一生懸命作り上げた貴重なはちみつを、春(主に桜や伊予柑・みかんネロリ)と夏(百花)の2回だけ分けてもらいます。それ以外のはちみつは、ミツバチたちの越冬用として残す持続可能な養蜂をしています。
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7. ほぼ無濾過。
透明度を高めるために、フィルターの目(番手・メッシュ)を細かくすると、非常に透明度の高いきれいなはちみつができますが、はちみつに含まれる花粉まで取り除いてしまいます。私たちのはちみつには、天然の花粉がそのまま残っています。地元のはちみつを食べると花粉症を和らげる働きがあると言われる所以です。
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8. 加熱処理をせず。
市販されている多くの蜂蜜は加熱処理がされています。常温で、しかも結晶化していたりすると作業性が悪いため、60℃程度に加熱してトロトロの状態にしてから容器に詰めます。しかし、グルコン酸やオリゴ糖といった腸の善玉菌を増やしてくれたり免疫力を高めてくれる栄養成分や健康に良いとされる酵素、抗酸化成分などは壊れてしまいます。また加熱により風味が飛んで喉越しのエグみが出てきます。私たちのはちみつは、非加熱・生で採蜜後素早く1本づつ瓶詰めします。
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9. 完全無添加・純粋・国産
日本で販売されているはちみつのうち、実に95%以上が輸入品です。私たちは四国・愛媛県松山市で養蜂を行い、自ら瓶詰め・販売をしています。また、輸入はちみつの多くには水飴などの添加物が加えられ、かさ増しされていることがあります。
私たちのはちみつは、そうした添加物を一切加えず、完全無添加・純粋な国産はちみつです。
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10. パッケージもエコ
ラベルには愛媛内子の五十崎和紙を使用し、地元アーティストによる手作りのものを天然糊で貼り付けました。瓶置きにもなるヘンプ麻クロスで蓋を覆い、マリア手作りの麻紐ブレスレット(ペアでフレンドシップブレスレットにも)で仕上げました。梱包は100%リサイクル材の愛媛製ダンボールで、化学インクを避けた無地です。返却いただいた空き瓶は洗浄・消毒後、再利用します。(ただし、瓶の蓋だけは皆様でリサイクルしてください。)
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11. 保存は室温で
私たちのはちみつは非加熱・純粋です。保存は日差しを避けて室内で。はちみつは元来保存食なので、有効期限はありませんが、時間が経つと結晶して固まります。お風呂の温度(40℃くらい)で湯煎すると元の状態に戻ります。(知ってました?はちみつは冷凍庫では結晶しないのですが、冷蔵すると早く結晶します。)
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12. はちみつは離乳してから
厚生労働省は1歳未満の乳幼児に蜂蜜を与えないように指導しています。これは離乳していない乳児の場合は、腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうことがあるからです。(大人の場合、体内にボツリヌス菌が入っても、他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、問題になりません。また蜂蜜だけではなく、簡易処理で保存された食品や、自家製の缶詰、瓶詰め食品にもボツリヌス菌が入っている事があります。)蜂蜜はとても優しい甘さなので、大人がついつい乳幼児に与えたくなるため、特に注意を喚起している訳です。