夏の終わり、ミツバチたちの冬支度

あっという間に9月に入り、また雨が降り始めました。

私たちがいただくはちみつの採蜜も終わり、8月のカラカラの猛暑の中、ミツバチたちにとって貴重な蜜源となる野花が少なくなるこの時期は、養蜂家にとっても、少し気を揉む季節です。

そんな季節も、どうやらそろそろ終わりに近づいてきたようです。

今年の主な蜜源は、来月のセイタカアワダチソウが最後。
とはいえ、ここから採蜜する予定はありません。
ミツバチたちが冬を越すために必要な蜜として、しっかり残してもらいます。

巣箱を開けても、以前のようにすぐ怒って向かってくる娘たちもなく、ミツバチたちは落ち着いた様子。
越冬に向けて、群れの態勢を少しずつ整えているようです。

私たちは、ミツバチヘギイタダニの防除を行いながら、女王蜂の産卵や群れの状態を見守っています。

そして今年は、オオスズメバチの来襲も遅れています。

いつもなら、お盆明け頃から怒涛のように押し寄せてくるのですが、今年はいまだに一日に数匹程度。

気候変動や今年の気象条件が、彼女たちの活動にも何か影響を与えているのでしょうか。

ミツバチにとっては恐ろしい天敵であるスズメバチ。
けれど、自然界では彼女たちもまた、生態系の中で大切な役割を担っています。

夏の暑さ、雨の降り方、花の咲き方、そしてスズメバチたちの動き。

毎年同じように季節が巡っているようでいて、少しずつ何かが違う。

異常気象が続く中、今年の自然が見せる変化を、ミツバチたちと一緒に、静かに見つめています。