今日のBeeCampで (10)

ミツバチさんたちは、
成虫になってから約45日間の一生のうち、
ある程度の年齢になると、
「外勤バチ」となって、巣の外に出て仕事をします。

女王蜂は、大体毎日1000個くらい卵を産むので、
概ね毎日1000匹くらいの働きバチの「同期」姉妹が、
外に出て仕事をする適齢期を迎えることになります。

初めて巣の外に出ると、
まず「オリエンテーション・フライト」といって、
巣箱の周りをホバリングしながら、
周囲の環境を記憶に刷り込む作業をします。

これを目撃すると、私たちは実にホッとします。

そして、外勤の職責は多岐にわたります。
もちろん、お花を見つけて、花蜜や花粉を持って帰ること。
樹木のヤニみたいなものを見つけて、プロポリスとして持ち帰ること。
の他に、
巣箱の門番や、外敵に対応したり、
よそ者を巣箱から摘み出したり。

そして忘れてはいけないのは、
水汲みです。

ミツバチは、結構な量の水を必要としていて、
水たまり、雨や夜露に濡れた雑草や落ち葉、用水路の壁や、そして時には海岸の砂浜で、水を集めています。
BeeCampにも、水飲み場を作ってあります。
飲んだ水は、花蜜を一時的に保管する「蜜胃」に貯められ、巣箱まで運ばれていきます。

夏の暑い日には、水を巣の入り口に撒いて、みんなで羽をあおいで気化させ、巣箱の中の温度を下げようとします。

いわゆる「打ち水」です。

今の時期、特に暑過ぎるわけでは無いのですが、
ミツバチたちは、それでも結構な数が水を汲みに来ています。

ところが、そこへ、草刈機をブンブン回す養蜂オヤジがやってきて、
巣箱の周りの雑草をバッサバッサと薙ぎ倒したりすると、
静かに水汲みをしていた働きバチたちが、怒るわけです。
こちらの弱点をしっかり見つけて、
例えば作業手袋の手の甲をなんかを、
狙い撃ちしてくるわけです。

こういう時は、素直に謝って、退却します。

静かに仕事をしているからといって、
こちらの都合で邪魔をしても良い、
ということではない。
みんな、身体を張ってやっているのだということを、
忘れないように。

大変失礼致しました!