日本ではなんと言っても、
春がお別れと、
新しい出会いの季節だと思います。
でも、僕たちのミツバチたちや、
自然界の仲間たちにとっては、
やっぱり秋がお別れの季節なんだと感じます。
巣を追い出されて路頭に迷う雄蜂は別として、
(これは見ていて本当に気の毒)
これくらいの時期になると、
どうしても勢いが出ない群がいくつか出てきます。
立派な女王蜂がいて、
どんなに手を尽くしてきても、
一向に伸びなかった群。
病気でない限り、
僕たちは基本的に、
女王蜂を最期まで見守るやり方なのですが、
それでも、秋の食糧が豊富なこの時期に、
冬を待たずに
とうとう崩壊してしまう群があります。
残された数匹の働きバチたちには、
「ありがとう、お疲れ様」
としか言えません。
近くの群に受け入れてもらってね、と、
お見送りをします。
巣箱を片付けた後、
残された台だけが、
寂しげです。
でも、来年の春にやってくるであろう、
新しい仲間たちを
ここで待っています。