蜜蝋は、どうやって作られるのでしょう?
ミツバチの巣は「蜜蝋(みつろう)」でできています。では、その蜜蝋がどのように作られるか、ご存じですか?
働きバチは成虫として生まれてから、毎日少しずつ役割を変えながら働きます。生後1〜2日目は巣房や巣箱の掃除を行い、3日目頃からはロイヤルゼリーを分泌して幼虫の世話を始めます。
そして、生後12〜18日頃の若い働きバチは、巣に貯められたはちみつをお腹いっぱい(自分の体重ほど)食べ、その糖分を体内で蜜蝋へと作り変えていきます。
やがて、お腹の裏側にある**8つの蝋腺(ろうせん)**から、うろこのような小さく白い薄い板状の蜜蝋が分泌されます。働きバチはそれを後ろ足で器用に口へ運び、あごでよく噛んで柔らかくし、六角形の巣房を作ったり、壊れた巣を修理したりする材料として使います。
つまり、蜜蝋は働きバチがはちみつを食べて作り出す「建築材料」なのです。
しかも、蜜蝋1gを作るためには約6〜8gものはちみつが必要だといわれています。
巣づくりは、ミツバチにとってとても贅沢な投資です。だからこそ、一度作った巣を何度も大切に使い続けるのですね。 蜜蝋を作るために、これほどたくさんのはちみつが必要だと知ると、ミツバチが一つひとつの巣房をどれほど大切にしているのかが、少し想像できる気がします。