ミツバチは、紫外線・青・緑を見ることができる2つの複眼と、主に明るさを感じる3つの単眼を持っています。一方で、人間には鮮やかに見える赤色はほとんど見分けることができません。
そのため、人間には一様に見える花びらでも、ミツバチには紫外線で描かれた模様が見えています。これは「ネクターガイド(蜜標)」と呼ばれ、花粉や花蜜のある場所へミツバチを案内する道しるべの役割を果たしています。
さらに驚くことに、花とミツバチは電気でも会話しています。
花は大気中の電場の影響で微弱な電位を帯びています。一方、飛んでいるミツバチは羽ばたきによってプラスの電荷を帯びています。そのため、ミツバチが花に近づくと電場の違いを感じ取ることができます。
さらに、花を訪れたミツバチによって花の電場は一時的に変化します。その変化を次に訪れたミツバチが感じ取り、「この花はさっき誰かが訪れたばかりだ」と判断して、より花蜜の残っていそうな花へ向かうことができると考えられています。
こうした仕組みのおかげで、ミツバチたちは無駄なく効率よく花を巡ることができるのです
お花のほうも、ミツバチを呼ぶために、ずいぶん積極的なんですね。