そんな様子を見ていて、「ミツバチはすごいなあ」とは思っても、「人間より偉いなあ」と感じたことはありません。
ミツバチたちが笑ったり、悲しんだりするのかどうか。
怒っているときは、実によく分かりますが。
私たち人間は、生きる義務と権利に加えて、喜怒哀楽を相手にしながら生きていかなければならないんですものね。
床屋さんに教わったのですが、何でも「8割」という法則があって、
人間も動物も、8割が働いて、2割は何もせず、お休みをしているそうです。
そうして巣箱を眺めていると、ミツバチたちも、結構いろんなところで油を売ってたりする。
井戸端で、「今度の女王様は、働き詰めよ。」とか、
「最近は雄バチばっかり産んで、そろそろ分蜂する気かしら?」なんて、噂していたりして。
特に幼虫の面倒を見るわけでもなく、はちみつを作るわけでもなく、
ただただウロウロしている働きバチたちは、一体何をしているのか?
「いざというときのために、英気を養っているんだよ。」
なんて。
まるで自分が言ったような、言わなかったような。