先週アメリカから帰国し、さっそくBeeCampの全巣箱を点検したところ、まだオスバチが残っている群があり、少々驚きました。実はこの時期のオスバチたちには、かなり厳しい現実が待ち受けているんです。
巣箱の中では越冬用の「冬バチ」たちが生まれ始め、外では蜜源となる花が減り、現役の働きバチたちは必死に餌集めに飛び回ります。そんな中、働きもせず餌をもらうだけのドローン(オスバチ)たちは、やがて働きバチたちに巣箱から追い出され、行き場を失って路頭に迷い、飢え死にしてしまいます。
僕たち養蜂家は、「なぜ今になってもまだオスバチがいるのか」その理由を探ることになります。